小学生向け科学教室を開催

~エンジニアの仕事を疑似体験~

日本精工株式会社(本社:東京品川区、代表者:取締役 代表執行役社長 内山俊弘、以下NSK)は、3月21日(木・祝)に、科学技術館(東京都千代田区)で小学生を対象にした科学教室「摩擦(まさつ)の世界をのぞいてみよう!」を開催しました。

今年で11年目となる科学技術館でのNSKの科学教室は、子ども達にエンジニアの仕事を疑似体験してもらうことを通じて、科学の不思議を実感し、科学に興味を持ってもらうことを目指しています。今回は、2セッションを開催し、科学技術館のサイエンス友の会*会員の児童39名が参加しました。

本イベントでは、「鎌倉の大仏を動かすには、何人の子どもの力が必要か?」という問題を、子ども達がエンジニアの視点で解いていきました。重量120トンもの巨大な大仏を引っ張って動かすときに必要な力を計算するため、最初にまさつが発生するメカニズムや「すべりまさつ」と「転がりまさつ」の違いを体験しながら学んでいきました。そして、各テーブルに配置したNSKのスタッフと子ども達が実験を行い、測定データから、ものの重さと動かすための力の関係を検討しました。さらに、計算の結果を検証するため、大仏の代わりに大人を台に載せて引っ張る実験も行いました。また最後に、ベアリングの仕組みを理解してもらうため、組み立てを体験しました。

参加した子ども達からは、「実験が楽しかった」「今まで知らなかった「まさつ」のことが良く分かった」「タイヤがあると、まさつが小さくなることがおもしろかった」などの感想がきかれました。

NSK LCube Ⅱ

NSKのCSRの考え方

ベアリング(軸受)をはじめとするNSKの製品は、自動車、家電製品、新幹線などの鉄道車両、鉄鋼設備、風力発電機、エレベータ、飛行機、人工衛星まで、幅広い機械の滑らかな作動を助けるといった特性によって、組み込まれる機械の信頼性や安全性、省エネルギーを支えています。

それら製品の供給、即ち本業のビジネスを通じ、円滑で安全な社会と地球環境の保全、さらに持続可能な社会の実現に貢献することを企業活動の基本としています。役員、従業員一人ひとりがNSKグループの役割をしっかりと認識し、お客様をはじめとするステークホルダーの視点に立ち、事業の発展と社会への貢献に誠実に取り組んでいくことで、NSKグループとしての企業価値向上と持続的成長をめざしていきます。

NSKの社会貢献活動

NSKは、「科学技術の振興」、「次世代の育成」、「地域との共存共栄」を社会貢献活動の重点分野と位置付け、研究機関への助成、奨学金の給付、インターン、軸受技術に関する講座の提供や、植林活動、海外の小学校に飲料水のろ過装置の設置などを実施しています。

NSKグループでは、次世代の育成に貢献していくため、今後も子ども達が「科学」に興味を持つきっかけとなるような体験型プログラムを開催し、このような活動を通じて、子どもたちに様々な教育・経験の機会を提供していきたいと考えています。

* サイエンス友の会
科学技術館が開催している会員制の教室であり、「科学する心」を育て、「創る喜び」を体験することを目的として、工作教室、実験教室、パソコン教室、自然観察教室をはじめとして施設見学会等、各種楽しい行事を実施しています。

NSKについて

NSKは、1916年に日本で最初の軸受(ベアリング)を生産して以来、100年にわたり軸受や自動車部品、精機製品などのさまざまな革新的な製品・技術を生み出し、世界の産業の発展を支えてきました。1960年代初頭から海外に進出し、現在では30ヶ国に拠点を設け、軸受の分野で世界第3位、また電動パワーステアリング、ボールねじなどにおいても世界をリードしています。

企業理念として、MOTION&CONTROL™を通じて円滑で安全な社会に貢献し、地球環境の保全をめざすとともに、グローバルな活動によって、国を越えた人と人の結びつきを強めることを掲げています。2026年に向けてNSKビジョン2026「あたらしい動きをつくる。」を掲げ、世の中の期待に応える価値を協創し、社会への貢献と企業の発展の両立を目指していきます。

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