インドにおける新工場設立について

日本精工株式会社(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長・CEO 内山 俊弘、以下NSK)はラネー社との合弁会社、ラネーNSKステアリングシステムズ社((本社:インド・タミルナドゥ州チェンナイ、代表者:ラクシュミナラヤン ガネッシュ、以下RNSS)を通じて、インド北西部のグジャラート州アメダバード市に電動パワーステアリングシステム(EPS)工場を設立し、11月22日に開所式を開催しました。

RNSSは、広大なインド国内において、南東部のチェンナイ、北部のバワルとパントナガールで3工場を展開しています。今後の需要拡大への対応と納期短縮などの顧客満足向上のため、自動車産業が集積している北西部での工場新設を決定しました。

インドにおける新工場設立

ラネー・グループ会長 ガネッシュ氏コメント

今回の投資は、私たちの戦略的な成長計画を進めるためのものです。RNSSは、新技術の導入そして商品ラインナップの拡充により、事業を成長させていきます。この工場は、『インドにおけるEPS業界のトップリーダーになる』という私たちのビジョン実現のためには不可欠なものです。

NSK 代表執行役専務 鈴木茂幸のコメント

今回、インド北西部の顧客企業に隣接した工場を設立することで、納期短縮と技術サポートの充実を図ります。1997年から提携関係を続けてきたラネー社とNSKのパートナーシップをますます強固なものにしていきます。

グジャラート工場概要

所在地 インド・グジャラート州アメダバード市(チャンゴダール)
土地面積 18,000㎡
建物面積 5,200㎡
投資額 511百万ルピー(約8億円)
生産品目 EPS
従業員数 約150名
操業開始 2018年11月

NSKについて

NSKは、1916年に創立され、国産初の軸受を世に送り出しました。以来さまざまな軸受を世界各地に供給し、産業の発達、機械の進歩に大きく貢献しています。現在NSKは、軸受の分野で国内第一位、世界でも第3位のシェアを占めています。また、軸受の生産で培ってきた精密加工技術を利用し、早くから自動車関連製品、精機製品の分野に進出するなど、多角化を進めています。NSKは、1960 年代から海外にも積極的に進出しており、インドでは1997年にステアリング工場(チェンナイ)、2007年に軸受工場(チェンナイ)を設立しました。

ラネー・NSKステアリングシステムズ社

RNSSは、ラネー・グループとNSKの合弁企業として1997年にインドのチェンナイに設立され、EPSをはじめとした国内向けステアリング製品をインドのチェンナイ、バワル、パントナガールの3工場で生産しています。RNSSは、活発なTQM活動が評価され、2018年度デミング賞※を受賞しました。

ラネー社について

ラネー・グループは、1929年チェンナイで設立された自動車部品メーカーであり、ステアリング、サスペンション、ブレーキ、エンジン部品、油圧製品など多くの自動車部品を生産しています。

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