地域の森林を未来へつなぐため、石部工場は滋賀県の東寺生産森林組合とパートナー協定を締結

~多様な生物を育む森林の保全に貢献~

日本精工株式会社(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長・CEO 内山 俊弘、以下NSK) の石部工場(滋賀県湖南市)は、地域の森林づくりの推進に貢献することを目的として、琵琶湖森林づくりパートナー協定を、滋賀県、湖南市立合のもと、東寺生産森林組合(滋賀県湖南市)と締結しました。本協定に基づき、森林づくりを進めることを目的として5年間で150万円を東寺生産森林組合に提供します。

また、今回の協定の締結後、社員約30名がコナラ苗木など約50本の植樹活動を、森林組合の協力のもと行いました。今後も植樹や下草刈りなどの森林保全活動を行っていきます。

石部工場は、水と緑に囲まれた自然環境豊かな滋賀県湖南市に位置し、1959年の設立以来、地域に根ざした事業活動を通じて自動車用軸受を生産しています。

森林、海洋、河川、湖沼などは多くの生物を育み、豊かな生態系を形成しています。このことで、私たちは木材や食料などの資源を利用しているばかりか、気候調整機能や温暖化防止機能など様々な恩恵を受け、安全で豊かな健やかな暮らしを送ることが出来ています。

しかし、地球規模で起きている、乱獲、生息地や食物連鎖の分断、汚染、外来種の侵入、温暖化による影響を受けて、生物多様性の喪失とそれに伴うサービスの低下がかつてない早さで進み、自然災害の増加、病気の蔓延、食糧や水不足などの問題が更に深刻になると危ぶまれています。また、日本では里山地域での人口流出による過疎化、高齢化、森林資源利用の縮小により、森林が荒廃し、生物多様性の劣化がおきています。

NSKは、本業を通じた産業の発展と環境保全への貢献に加えて、事業活動を行なっている地域の方々とより良い関係を築くための活動をグローバルで行っています。滋賀県では、今回の石部工場の活動の他に、琵琶湖に隣接する大津工場の社員とその家族が湖岸の清掃活動や外来魚の駆除活動を行っています。また、埼玉県では天然記念物の保全活動を、群馬県、神奈川県、福島県では森林保全活動を、タイやインドネシア、インドでは植樹活動を、マレーシアでは海岸清掃を、各地域の自治体の職員やNPO、住民などと一緒に行うとともに、従業員への環境教育も行っています。

石部工場社員

NSKについて

NSKは、1916年に日本で最初の軸受(ベアリング)を生産して以来、100年にわたり軸受や自動車部品、精機製品などのさまざまな革新的な製品・技術を生み出し、世界の産業の発展を支えてきました。1960年代初頭から海外に進出し、現在では30ヶ国に拠点を設け、軸受の分野で世界第3位、また電動パワーステアリング、ボールねじなどにおいても世界をリードしています。

企業理念として、MOTION & CONTROL™を通じて円滑で安全な社会に貢献し、地球環境の保全をめざすとともに、グローバルな活動によって、国を越えた人と人の結びつきを強めることを掲げています。2026年に向けてNSKビジョン2026「あたらしい動きをつくる。」を掲げ、世の中の期待に応える価値を協創し、社会への貢献と企業の発展の両立を目指していきます。

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