「低フリクション高密封シール」を開発

~密封性能と低フリクションを両立~

日本精工株式会社(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長・CEO 内山 俊弘、以下NSK)は、深溝玉軸受用として、「低フリクション高密封シール」を開発しました。本製品は、密封性能と低フリクションを両立しました。

NSKは、本シールを採用した軸受の売上として2021年に年間25億円を目指します。

開発の背景

軸受は様々な環境で使用される場合があるため、周囲からの異物侵入を防ぐ必要があります。

2次元コードを用いた製品情報の提供

従来からNSKでは、高密封接触シールと低フリクション接触シールの2種類をラインアップし、用途によって選択してきました。

開発の背景

双方の用途に適合させるため、シール構造と接触部の最適設計を行い、密封性能と低フリクションを両立したシールを開発しました。

開発接触シールのコンセプト

製品の特長

シール構造と接触部の最適設計により、密封性能と低フリクションを両立しました。

(1) 高密封接触シールと同等の密封性能
接触部の形状を最適化することで,密封性を確保しました。
高密封接触シールと同等の密封性能
(2) 低フリクション接触シールに比べ、フリクションを大幅に低減
リップをリングへ押し付ける力を低減しフリクションを低減しました。
開発接触シールのフリクション確認結果

製品の効果

本シールの採用により、自動車や産業機械などにおいて以下の性能向上に貢献いたします。

  • (1) 信頼性の向上
  • (2) 大幅な省エネ性の実現

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