歯科ハンドピース向け軸受に更なる高耐食軸受をラインアップ

歯科ハンドピース向け軸受

日本精工株式会社(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長 大塚 紀男、以下NSK)は、歯の治療に使われるハンドピース用として、従来材よりも更に耐食性に優れた歯科ハンドピース用高耐食軸受を開発しました。
本製品は、洗浄や消毒のため高濃度アルカリ液に浸しても高い耐食性を備えており、歯科ハンドピースの良好な衛生状態の維持に貢献します。
NSKは、本製品を高耐食軸受にラインアップし、2017年度に歯科用軸受全体で20億円/年の売上を目指します。

【開発の背景】

感染症を防止するため、歯科ハンドピースには使用後に熱湯や消毒液による殺菌、及び高温の蒸気による滅菌が繰り返し行われます。近年、患者や医師の感染症に対する意識が高くなっており、高濃度アルカリ液による消毒や洗浄が行われるケースも出てきました。しかし消毒効果のある高濃度のアルカリ液は軸受に対する錆の原因となり歯科ハンドピースの性能を低下させます。
一般にステンレス材は耐食性を向上させると材料強度が低下するという性質を持っていますが、NSKは、ステンレス軸受材料の改良により、材料強度など基本性能を損なうことなく高濃度なアルカリ性の消毒液にも対応可能な耐食性を高めた軸受を開発しました。

【製品の特長】

1. 従来品に比べて高い耐食性を実現
NSK従来材*も高い耐食性を有していますが、更に高濃度アルカリ液などの環境に対応するため、内外輪の材料に使われているステンレス鋼の組成成分を最適化することで従来を上回る耐食性を実現しました。

(* 1999年NSK独自開発 長寿命高耐食ステンレス材)

2. 従来品と同等の耐荷重性を維持
本開発品は耐食性を向上させ、かつ従来品と同等の耐荷重性を維持しております。
3. 現行品と同等の耐久性の確保
1分間に40万回の高速回転下においても充分な耐久性を確保しました。

【製品の効果】

  1. 高濃度アルカリ消毒液に対応しており、歯科用ハンドピースの良好な衛生状態維持に貢献します。
  2. 高濃度アルカリ消毒液を使用する環境において錆の発生を抑制できるため、歯科用ハンドピースに異常な振動やノイズが発生せず、長期間使用可能です。

【製品の効果】

本製品は、耐久性向上により、省資源化に貢献します。

歯科ハンドピースの用途
開発の背景・コンセプト
開発品の性能

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