(社)日本トライボロジー学会から論文賞を受賞

論文賞受賞者

日本精工株式会社(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長 大塚 紀男、以下NSK)は、一般社団法人日本トライボロジー学会*1より「2012年度 日本トライボロジー学会 論文賞」*2を受賞しました。
本受賞は、油潤滑とグリース潤滑環境下の耐フレッチング摩耗*3のメカニズムの違いを明確にし、フレッチング対策技術の開発に新しい知見を与えたことが高く評価されたことによるものです。

*1: (社)日本トライボロジー学会:1956年にトライボロジー(相対運動しながら互いに影響を及ぼしあう二つの表面の間におこるすべての現象を対象とする科学技術)に関する技術の向上を目的に設立された。
*2: 日本トライボロジー学会では、トライボロジー分野の学術・技術の発展を奨励することを目的に、功績が顕著な個人に賞を贈り表彰を行っている。
*3: フレッチング摩耗:軸受が連続的に回転せず微小な回転(揺動)や振動を受けている環境で、転動体と軌道面がこすれ合い、摩耗していく現象。
(1) 受賞対象:「油およびグリース潤滑下におけるフレッチング摩耗防止メカニズムの違い」
本論文では、油潤滑とグリース潤滑における微小揺動時のフレッチング摩耗試験を行い、耐フレッチング性向上のメカニズムの違いについて考察しました。両潤滑方法におけるフレッチング摩耗を定量的に評価し、低粘度状態では、グリース潤滑の方が油潤滑よりも摩耗が小さくなることから、グリースを構成する成分の1つである増ちょう剤が潤滑に寄与していることを導き出しました。すなわちグリース潤滑の場合、接触域に残った増ちょう剤が保護膜を形成し、耐フレッチング性が向上するという新しいメカニズムを発見しました。
(2) 受賞者
  • 丸山 泰右 (まるやま たいすけ)
  • 齋藤 剛 (さいとう つよし)
(3) 授賞式
  • 日 時:2013年5月21日(火)14時25分~
  • 場 所:オリンピック記念青少年総合センター

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