
日本精工株式会社(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長 大塚 紀男、以下NSK)は、鉄道車両の一層の安全性・信頼性向上と省メンテナンスに寄与する、日本初の旅客鉄道車両用「車軸センサ軸受」を開発しました。本製品は、西日本旅客鉄道株式会社様(以下、JR西日本)の関西地区を走行する快速321系電車、北陸地区の521系電車に採用されており、安全運行を続けております。
鉄道車両向け軸受は、鉄道の安全走行に直接影響する重要部品であり、高い信頼性が要求されます。更には、信頼性を維持しながら省エネや環境負荷低減のため軽量化も重要な課題となっています。なかでも、たくさんの乗客を迅速に多くの駅にお運びする快速車両に使われる軸受には、乗り心地の良さに加えて、耐久性の高さやメンテナンス性の良さが求められます。NSKは、従来から鉄道車両用軸受の信頼性向上と高機能化を図ってきております。今回、日本で初めて旅客鉄道車両用センサ軸受によって車軸軸受の回転速度を監視することを可能にし、更なる安全性・信頼性向上を実現しました。