「高負荷用ナット冷却ボールねじ」を商品化

~ 電動射出成形機およびプレス機の更なる高速・高精度化に貢献 ~

日本精工株式会社(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長 大塚 紀男、以下NSK)は、高負荷用ボールねじシリーズにおいて、ナット部に冷却機構を設けたボールねじを開発し、2011年11月から販売を開始します。NSKは2014年に本製品の売上として5億円を目指します。

高負荷用ナット冷却ボールねじ

射出成形機やプレス機には油圧駆動が多く使用されてきましたが、環境負荷低減や省エネの観点から、ボールねじを用いた電動駆動が普及してきています。近年、電動射出成形機では液晶パネルの導光板などの薄肉成形が増えてきております.薄肉成形を行なう場合,金型内のプラスチックが冷えて固まるまでの時間が短いため、機械の高速化が必要となります。また、生産性向上のためサイクルタイムの短縮が進んでいます。このような高速化・ハイサイクルの使用条件では、ボールねじの温度は非常に高くなります。また、最近のプレス機は、一層の高精度化が進んでおり、ねじ軸の熱膨張による精度への影響を抑制するため、ボールねじには温度の低減が求められるケースが増えてきています。

今回、NSKは、工作機械向けにご好評いただいているナット冷却機構を高負荷用ボールねじシリーズ向けに開発し、電動射出成形機・プレス機の更なる高速・高精度化を可能にしました。

NSKは、本製品を10月25日(火)~29日(土)幕張メッセ(千葉市)にて開催される射出成形の展示会「IPF JAPAN 2011(国際プラスチックフェア)」に出展いたします。

>> IPF JAPAN 2011(国際プラスチックフェア)出展のお知らせ(プレスリリース)

製品の特長

本製品は、ボールねじのナット内部に複数の貫通穴を設け、冷却液を通す構造を採用したことで、以下の優れた性能を実現しました。

更なる高速化とランニングコスト軽減を両立
本開発品は、ボールねじを効率的に冷却できるため、射出成形機の更なる高速・ハイサイクルな運転を可能にします。また、グリースの劣化や粘度低下を抑制できるため、ボールねじへのグリース量供給を減らし、メンテナンスの手間やランニングコストを軽減することが可能となります。
より高精度なプレス加工を実現
機台と接しているナットを直接冷却するため、ボールねじの発熱による機台への影響を低減できます。これにより、機台の熱膨張による精度低下を抑え、プレス機のより高精度な加工を実現します。
開発の背景
高負荷用ナット冷却ボールねじの冷却能力
高負荷用ナット冷却ボールねじの冷却能力

プレスリリース記載の情報は報道発表日時点の情報です。
予告なしに変更され、ご覧になった時点と情報が異なる可能性もありますので、あらかじめご了承ください。