SPACEA™ 耐食シリーズ 「SUSバリア™(サスバリア)軸受」を開発

~ マルテンサイト系ステンレス鋼製軸受の耐食性を飛躍的に向上 ~

日本精工株式会社(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長 大塚 紀男、以下NSK)は、マルテンサイト系ステンレス鋼製軸受と比較して、耐食性を10倍以上*注に向上した SUSバリア™(サスバリア)軸受を開発しました。NSKは、消毒液・殺菌液、塩水、水などの飛沫に曝される食品機械、医薬関連製造設備向けなどに本製品を拡販し、2014年度に3億円の売り上げを目指します。

*注) 消毒・殺菌などに用いられる次亜塩素酸化ナトリウム(120ppm)水溶液の浸漬試験における発錆時間

SUSバリア™(サスバリア)軸受

高湿度や水中など過酷な環境下では、軸受鋼に比べ耐食性に優れたマルテンサイト系ステンレス鋼軸受(以下、ステンレス軸受)が広く使用されています。

NSKは、ステンレス軸受の耐食性を向上し、水中・水沫など、湿潤環境下に適した『高耐食ステンレス鋼 ES1』軸受を市場投入し、ご好評頂いております。NSKはこの湿潤環境に加え、消毒液・殺菌液および塩水など、錆や腐食が生じ易い、より過酷な腐食環境下においての更なる長寿命化技術を追及してまいりました。

このたび、NSKはマルテンサイト系ステンレス鋼の表面に強固な酸化膜層を形成することで、ステンレス軸受の耐食性を向上させたSUSバリア™(サスバリア)軸受を開発しました。これにより、水沫等の高湿環境はもちろんのこと、一定のサイクルで頻繁に消毒・殺菌を行う食品加工設備・医薬関連製造設備、あるいは塩害に曝される漁業関係のコンベアなどにおいて、設備のメンテナンス期間の延長と生産効率の向上に貢献いたします。

NSKは、本製品を、6月29日(水)から7月1日(金)まで東京ビッグサイト(東京都江東区)にて開催される「第24回インターフェックスジャパン」に展示します。

【製品の特長】

耐食性
マルテンサイト系ステンレス鋼の表面に強固な酸化膜層を形成することで、消毒液・殺菌液に用いられる次亜塩素酸ナトリウム水溶液や、塩水環境下において、従来品に比べ10倍以上の耐食性を発揮します。
基本性能
疲労耐久性や荷重容量は、従来のステンレス軸受と同等です。

【製品の効果】

環境への貢献
耐食性能の向上により、軸受交換サイクルを延長し製造時の歩留まりを高め、材料使用量と製造段階でのエネルギー使用量を削減します。

NSKは、今後も幅広い産業ニーズにお応えすべく、腐食、真空、高温などの特殊環境に対応した高機能製品を開発し、スペーシア™シリーズの充実を図ります。

ステンレス軸受の適用環境

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