高速工作機械用ボールねじ「HMSシリーズ」を商品化

~ 工作機械の高速、静音・低振動に貢献 ~

日本精工株式会社(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長 大塚 紀男、以下NSK)は、 新たに高速工作機械用ボールねじ「HMSシリーズ」を商品化し、2011年4月から本製品の販売を開始し、本製品の売上として2013年に10億円の売上を目指します。

高速工作機械用ボールねじ「HMSシリーズ」

NSKは、自動車・航空機部品などの大きな部品を大量に加工するため、リードを大きくした高速工作機械用ボールねじ「HMDシリーズ」を市場投入しています。また、精度が重視される金型などの加工機向けには、リードの小さいボールねじが使用されています。近年、これらの用途においても、生産性向上のため高速化と静音・低振動化の両立が求められています。今回、NSKはこれらの用途に対応した、高速工作機械用ボールねじ「HMSシリーズ」を開発しました。

NSKは、本製品を2010年10月28日(木)~11月2日(火)に東京ビッグサイト(東京都江東区)にて開催される「JIMTOF2010 第25回日本国際工作機械見本市」に出品します。

【本開発品の特長】

高速性

NSK独自の高速・静音技術を駆使したSRC循環方式を採用し、滑らかなボール循環を実現しました。これにより、許容dn値*1は従来のチューブ循環方式に比べ約20%アップの16万が可能になり、最高送り速度は、48m/minに達します(軸径40mm、リード12mmの場合)。工作機械の生産性向上に貢献します。

*1 dn値:軸径d(mm)×回転数n (min-1)

静音・低振動
循環方式にSRC構造を採用したことで、従来のチューブ式に比べて、騒音レベルを最大6dB(A)低減、振動レベルを最大1/2に低減しました。これにより、人に優しい生産現場の実現と高精度な工作機械の実現に貢献します。

【環境対応】

本製品は、環境負荷物質を一切使用していません。

【開発の背景】

NSKは2003年に高速・静音タイプのボールねじを開発し、「BSSシリーズ」として商品化しました。その後、この高速静音技術を駆使し、様々なアプリケーションに対応したシリーズを商品化し、市場をリードする製品を提供してきました。今回、新たに金型加工用などの高精度な工作機械に適した本製品を開発し、市場に投入します。NSKは、今後も高速・静音技術を活かし、各市場に適したソリューションを提供して参ります。

開発の背景

工作機械向けシリーズの課題

特長:高速性

特長:高速性

特長:静音・低振動

特長:静音・低振動

シリーズ仕様

  • 許容dn値:16万
  • 循環方式: SRC循環方式
  • 精度等級: JIS C3, C5級
  • 予圧形式: オフセットリード予圧(シングルナット)

ナット取付寸法、ナット外径寸法は従来仕様と同じ

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軸径、リードの組合せと最高送り速度

単位:mm
 リード
81012
軸径40   40m/min 48/min
45 28/min    
50   32m/min 38m/min

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