耐水グリースによるハブユニット軸受の長寿命化

~ 過酷環境市場での耐久性向上に貢献 ~

日本精工株式会社(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長 大塚 紀男、以下NSK)は、水が浸入しても軸受寿命が低下し難い新開発のグリースを採用したハブユニット軸受*1を開発しました。NSKは、新興市場を中心に拡販し、2014年に本製品の売上20億円を目指します。

**1 ホイールを車体へ取り付ける部品とベアリングを一体化した軸受。車体を支えるため、高い信頼性が求められます。クルマのスムーズな走りを支えています。

耐水グリースによるハブユニット軸受の内部構造

近年、需要が急拡大しているBRICsなどの新興市場では、未舗装路など道路環境が劣悪であり、雨季には道路が冠水することもあります。ハブユニット軸受は、車両の中でも最も路面に近い位置に取り付けられ、過酷な泥水環境の中で使用されます。

NSKは、密封性能を高めてきましたが、過酷な泥水環境下においては、微量の水が浸入するケースもあります。

NSKは、軸受内部に水が浸入した場合でも、本来の軸受寿命が低下し難い耐水グリースを開発し、ハブユニット軸受の更なる長寿命化と信頼性向上を実現しました。

【製品の特長】

本製品は、軸受内部に浸入した水をグリースによって無害化し、軌道面と転動体を保護します。

水を軌道面に近づけない
グリースの中に浸入した水を大きな粒にして包み込み、軸受の軌道面と転動体に水を近づけません。
軌道面を被膜により保護する
グリースの添加剤の作用で、金属表面に保護被膜を作り、直接水を軌道面と転動体に接触させません。

ころがり疲れ寿命とグリースの関係

ころがり疲れ寿命とグリースの関係図

耐水グリースについて

耐水グリースについて

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