乗用車用電動パワーステアリング向け高効率ブラシレスモータおよびモータ制御技術を開発

~ モータの小型化と低騒音を実現した世界最大出力*1コラム式電動パワーステアリングを実用化開発~

NSKは、高出力でありながら小型化と低騒音を両立したブラシレスモータ*2およびモータ制御技術を開発し、乗用車用電動パワーステアリング(以下EPS)として製品化に成功しました。

乗用車用電動パワーステアリング向け高効率ブラシレスモータ

自動車の燃費向上に貢献し、環境に優しいEPSは、SUVやミニバンを含めた大型乗用車にまで採用が拡大しつつあります。そこで使用されるEPS用モータには、自動車の燃費向上や設計上の自由度に貢献すべく、高出力でありながら小型かつ軽量であることが求められています。

さらに最近は、静音要求が厳しい高級車やエンジンが停止するハイブリット車へのニーズがでてきたことにより、モータをより滑らかに低騒音で動かすことへの要求が強くなっています。

NSKはこれらのニーズにお応えし、新開発のモータ制御技術を使った小型、高効率、低騒音のブラシレスモータを採用したEPSの実用化開発に成功しました。

*1 2007年3月19日時点、NSK調べ
*2 ブラシレスモータ: ロータの回転角に応じてコイルに流れる電流の向きを変える整流作用を、摺動部(ブラシ)のない電子回路で行うモータ。

【製品の特長】

モータサイズを従来品比10%削減し、省スペース化に貢献
モータサイズを10%以上小型化し、ECU(モータ制御装置)をモータの近傍に配置することができました。この結果、省スペース化が実現し、ECUの搭載位置の自由度が向上します。さらにモータ配線を短くすることが可能となり、配線損失の低減による効率向上と、モータ配線から輻射される電波ノイズの低減を達成しました。
また、従来と同サイズの場合、従来品比10%以上の出力UPを実現し、コラム式EPSの適用範囲を拡大することができます。
モータの作動音を3dB低減し、より静かな車室の実現に貢献
磁気バランスを改善したモータと、それを高出力で回転させるための新方式の制御技術により、低騒音と高出力を両立することに成功しました。それにより、EPS作動音の3dB低減を達成し、より静かな車内環境の実現に貢献します。

NSKは、本技術を中型乗用車(1,500ccクラス)から大型乗用車(3,500ccクラス)までのEPSに適用し、2010年に130万本の販売を予定しています。

NSKは、これらの技術を通じて自動車の環境性・快適性の向上に貢献してまいります。

ブラシレスモータおよび制御開発への取組み

ブラシレスモータおよび制御開発への取組み

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