射出成形機型締め用ボールねじ「高速・高負荷用大リードシリーズ」を発売

>~ 高速・高負荷仕様、静かな送りでサイクルタイムの短縮に貢献 ~

NSKは、射出成形機型締め用ボールねじをシリーズ化し、「高速・高負荷用大リードシリーズ」として新たに販売を開始します。

高速・高負荷用大リードシリーズ

射出成形機など高い荷重を受ける送り駆動には、従来、油圧駆動が多く使用されていました。
  近年、制御性の向上や、作動油を使用しないことによる環境への配慮、消費電力削減などの省エネ対策の観点から、モータでの駆動(電動化)が急速に普及し、それに不可欠なボールねじの需要が増加しています。
  さらに、射出成形機の型締め機構*1には、サイクルタイム短縮のためにさらなる高速化が求められています。
  NSKは、型締め軸に最適な高負荷容量で大リード*2仕様の型締め用ボールねじを開発し、シリーズ化しました。これにより、電動射出成形機の幅広いラインナップに対応可能となりました。

*1 型締め機構:射出成形金型を開閉する機構

*2 リード:ねじ軸を一回転させた時にナットが進む距離

【製品の特長】

高速送りに最適な大リード仕様で高負荷容量を実現
当社従来品「HTF-SRCシリーズ」に比べ2倍以上のリード設定で、より高速な送り仕様に対応可能となりました。また、複数のボール循環回路を持つ多条ねじ構造と径の大きいボールを採用し、高負荷容量を実現しました。
静音性の向上
ボールすくい上げ構造をねじ螺旋方向にすることにより、なめらかなボール循環が可能となりました。これにより、騒音レベルを従来のチューブ循環方式の1/2以下に低減しました。
シンプルな円筒形のナット形状
ボール循環部品の飛び出しがないシンプルな円筒形のナット形状により、回転バランスに優れた仕様を実現しました。これにより、ナット回転での使用にも適しています。
モーメント荷重*3に対する耐久性を大幅に向上
ボール同士の競り合いを防ぐため、ボール間に樹脂製の保持ピースを組み込んでいます(S1仕様)。これにより、モーメント荷重に対する耐久性が大幅に向上しました。

*3 モーメント荷重:ボールねじ軸に対して曲げ方向に作用する荷重

本製品は、3種類の軸径とリードの組合せを2006年11月から順次販売を開始し、2008年に10億円の売上を目指します。

なお、NSKは本製品を2006年11月に開催される第23回日本国際工作機械見本市「JIMTOF2006」に出展する予定です。

高速・高負荷用大リードシリーズの特長

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