世界最薄*1・シールリング付薄肉シェル形ニードル軸受を開発

~ 滑り軸受と同等の薄さを実現し、ATの高速化・高効率化に貢献 ~

NSKは、従来のシールリング付シェル形ニードル軸受に比べ断面の高さを約50%薄肉化した自動車用自動変速機(Automatic Transmission 以下AT)向けニードル軸受を開発しました。

シールリング付薄肉シェル形ニードル軸受

現在、ATには約8~10個の滑り軸受(以下、ブッシュ)が使われています。最近のATの多段化、高速化、小型化、高負荷容量化に伴い、ATの使用環境が厳しくなっています。使用されているブッシュに対し高速回転時の耐焼付き性などについての要求が強くなっています。NSKは世界で初めて、ブッシュと同一の薄さのシールリング付シェル形ニードル軸受を開発し、これらの要求に応えることを可能としました。

*1 2006年7月21日現在 当社調べ

【製品の特長】

軸受断面の薄肉化によりブッシュからの置換えが可能
肉厚0.85mmの高精度薄型シールリングをプレス成形により新開発し、従来のシールリング付シェル形ニードル軸受の断面高さ(3~3.5mm)に対して約50%(1.5mm)の薄肉化を実現しました。
耐焼付き性の向上
供給油量を絞った条件でも本製品はスムーズな回転をキープ。
転がり化によるトルク損失低減
実際に広く使用される回転領域(低回転域1,000~4,000rpm)で、ブッシュに対してトルク損失を25~70%低減し、エネルギーロスを抑えられます。
貫通油量制御
貫通油量制御については、新開発した高精度薄型シールリングにより、ブッシュと同等のAT内のオイル流路・流量の制御を実現しています。

NSKは、2010年にAT用途において、本製品で約40億円の売上を目指します。
 また、今後AT用途に限らずハイブリッド車用途や自動車以外の産業での滑り軸受から転がり軸受化のニーズのある部位へ、本製品を提案していく予定です。

開発の狙い

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