耐食環境用にステンレス製自動調心玉軸受をシリーズ化

NSKは、耐食環境向けの「ステンレス製自動調心玉軸受」をシリーズ化し、2005年12月より販売を開始いたします。

耐食環境用ステンレス製自動調心玉軸受

半導体、液晶関連のフィルム、パネルの製造設備などの搬送装置においては、内輪と外輪の傾きを吸収できる自動調心玉軸受が、数多く使用されています。

今回、NSKは、水、水蒸気、酸、アルカリなどの耐食環境下で使用できるステンレス製の自動調心玉軸受をシリーズ化いたしました。

【製品の特長】

洗浄工程など耐食環境で使用される搬送設備用軸受のメンテナンス期間を延長することが出来ます。

ステンレスの採用により耐食性が向上
内外輪にNSKが開発した高耐食ステンレス鋼(以下ES1)を採用し、水、水蒸気、化学薬品などの耐食環境下において、腐食を防ぎます。
ES1は炭素量とクロム量の最適化によって、粗大な共晶炭化物の生成を防止すると共に、窒素を添加して硬度の確保と耐食性の向上を図ったステンレス材であり、通常の軸受鋼(SUJ2)と比較して10倍以上の耐食性を有します。
軸の傾きの吸収による長寿命化
滑らかな回転を保つために、4~7°まで軸とハウジング(ケース)との傾きに対応でき、調心性の少ない通常の玉軸受に比べて、搬送設備用軸受のメンテナンス期間を延長することが可能です。
クリーン、真空環境にも対応可能
NSK低発塵クリーングリースや真空グリースなどを用いることにより、液晶・半導体製造設備のクリーン・真空環境用途や食品製造設備などのクリーン環境での使用にも対応しています。

主な用途例

液晶基板洗浄装置、フィルム洗浄装置、エッチング装置、搬送装置、食品製造装置 など

今回シリーズ化したステンレス製自動調心玉軸受は、需要の多い内径10mm~25mmの6型番を、2005年12月7日から開催されるセミコン・ジャパン2005に出品します。

NSKでは、耐食、真空、クリーン、高温、低温、非磁性などの特殊環境用途に対して、スペーシア™軸受のシリーズとして商品化しています。本シリーズにステンレス製自動調心玉軸受を加え、2007年には耐食環境用途として売上30億円を目指します。

ステンレス製自動調心玉軸受の仕様
ステンレス製自動調心玉軸受のラインアップ

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