高速・高負荷用ボールねじ「HTF-SRCシリーズ」の販売開始

~ 従来品に比べ、2倍以上の高速性と8dBの静音化を実現 ~

NSKは、高速・高負荷用ボールねじ「HTF-SRCシリーズ」(特許出願中)を開発、販売を開始します。

高速・高負荷用ボールねじ「HTF-SRCシリーズ」

射出成形機などの高荷重を受ける送り駆動には、従来油圧駆動が使用されるのが一般的でした。近年、このような用途においても、送り精度の高精度化や制御性向上が求められ、更にはメンテナンスの簡便化、消費電力削減などの要求から、油圧駆動から電動化への動きが急速に進んできました。

送り機構を電動化するには、回転から直動への運動変換と増力機構として、効率の良いボールねじが不可欠となります。

NSKでは、このような高荷重用途のボールねじを約20年前から実用化し、1996年には他社に先駆けて高負荷用ボールねじとしてシリーズ化しました。 このNSK高負荷用ボールねじ「HTFシリーズ」は、その性能と信頼性により市場において高い評価をいただいており、この分野では圧倒的なシェアを確保しております。

最近の射出成形機の動向として、デジタルカメラや携帯電話などのプラスチックやマグネシューム部品に代表される超薄肉・高精度成形や、更なる生産性の向上に対応するため、高速・高加速の射出性能が求められております。このため、送りねじにも回転速度の大幅な向上が求められるようになってきました。

NSKではこのような要求に応えるため、ボールねじの高速限界を決めていた循環機構を根本から見直した新循環方式(SRC循環)を開発しました。

今回、この新循環方式の採用により、従来品よりも2倍以上に回転速度限界を向上し、しかも騒音を1/2~1/3に低減した、高速・高負荷用ボールねじ「HTF-SRCシリーズ」の販売を開始します。

高速・高負荷用ボールねじ「HTF-SRCシリーズ」の特長は次のとおりです。

【特長】

  1. 新循環方式(SRC循環)の採用により、滑らかで高速なボールの循環を実現。
  2. 従来の「HTFシリーズ」に比べて2倍以上(DN値 14万~16万保証)の高速回転性能(世界No.1)。
  3. 従来の「HTFシリーズ」に比べて騒音レベルが8dB以上減少(1/2~1/3の騒音)。
  4. 「HTFシリーズ」の特長である、高負荷容量設計と多彩な軸端取り付けまわり形状。

【用途例】

電動射出成型機、ICモールドプレス、ダイカストマシン、サーボプレス機、プレスブレーキ機、タレットパンチングプレス機 等 鍛圧機械

ボールねじ「HTF-SRCシリーズ」は、2005年5月から販売を開始します。

軸径×リードの組合せとして、φ63×16、φ80×20、φ100×25の3種類からシリーズ化し、順次対応サイズ拡大予定です。販売目標としては、3年後に70億円を目指します。

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