超静音ボールねじ「S3(エスキューブ)ボールねじ」を開発

ロバストP2Xシリーズ

NSKは、高速化に伴い騒音対策の必要性が高まっている自動化設備用途を対象とした超静音ボールねじ「S3(エスキューブ)ボールねじ」を開発しました。これはすでに発売し好評を得ている「高速静音ボールねじBSSシリーズ」のハイエンドタイプに相当するもので、従来標準品に対して10dB減(音圧比1/3)の低騒音化を実現しました。

ボールねじの高速化に伴い、その低騒音化が強く要望されるようになってきています。NSKでは、これらのニーズに対応して「高速静音ボールねじBSSシリーズ」を開発し発売しています。「BSSシリーズ」は、静音・高速・コンパクトという特長により、市場で好評を得ており順調に売り上げを伸ばしております。特に従来標準品に比べて6dB減(音圧比1/2)という低騒音性は極めて高い評価を受けています。

「S3ボールねじ」では、主に次の二つの技術が「BSSシリーズ」に付加されています。

軌道溝の特殊仕上げ加工によって溝精度の向上
NSK独自開発による軌道溝の特殊仕上げにより、従来のねじ研削仕上げでは不可避であった砥石の振れ回り等による周期的誤差を取り除き、高精度なねじ溝を可能にしました。
鋼球に換えてセラミックボールの採用
セラミックボールの採用により、転動体の質量を低減し、ボールの衝撃により発生する騒音を低減しました。ナット内を高速で循環するボールは激しい衝突を繰り返すことから、脆性材料のセラミックでは強度的に問題がありましたが、「BSSシリーズ」で採用された新タイプのなめらかな循環方法により、その衝突を大幅に軽減しこの問題を解決しました。

「BSSシリーズ」は従来品に対して6dB減(音圧比1/2)の静音化でありましたが、今回の「S3ボールねじ」では10dB減(音圧比1/3)を達成しました。カバーなどによる防音対策とは異なり、音源対策であるため発生振動が低減されており、実機組込み時においても、その効果が十分に発揮されます。

NSKは、「S3ボールねじ」を低騒音化の要望の強い医療検査機器等を初めとした高速軽荷重で使用される自動化設備用ボールねじをターゲットに、軸径φ15~φ32、リード10~32についてシリーズ化する予定であり、2007年には2億円規模の売り上げを見込んでいます。

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