AMT電動リニアアクチュエータ用ボールねじユニットを開発

ボールねじユニット

NSKは,自動車のバイワイヤ化に貢献し、ドライブフィーリングの向上に貢献するAMT(自動マニュアルトランスミッション)用電動リニアアクチュエータに使用する高効率・長寿命ボールねじユニットを開発いたしました。

AMTはマニュアルトランスミッションの変速やクラッチ操作を自動で行う機構で、欧州車を中心に採用車種がでており、今後更なる普及が見込まれています。

開発の背景

AMT用アクチュエータは、従来は油圧式やウォームまたはギヤトレーンを使用した電動式が一般に用いられています。しかし、油圧式では油圧ポンプや配管など多くの部品が必要であり、またウォームやギヤトレーンを使った電動式ではモータサイズや消費電流の制限により大きな出力が得られないなどの課題がありました。

製品の特長

今回、NSKが開発したAMTアクチュエータ用ボールねじユニットは、モータの回転運動をアクチュエータの直線運動に変換するために用いられ、以下の優れた特長を持ちます。

高効率
高い運動変換効率を有するボールねじを使用しているので、ウォーム式に比べてモータ容量を小さくできます。同じサイズのモータであれば、より高速な動作が可能となります。また、摩擦損失が少ないため、モータ電流で容易にアクチュエータの推力制御ができ、スムーズなシフト動作が可能になります。
長寿命
ボールねじ内部の荷重分布解析によって、ボールに作用する偏荷重を防止するとともに、NSKの有する高精度な塑性加工技術により、高い耐久性を実現しています。

近年、自動車の省燃費や制御性の向上のために、油圧アクチュエータを電動アクチュエータへ置き換える動きが進行しています。また、更なる安全性・快適性を追求するために、AMTや電動パーキングブレーキなどのバイワイヤ化が進展しており、電動アクチュエータの新しいニーズが出てきています。

NSKは、本ボールねじユニットの他にも電動化・バイワイヤ化のニーズに対応できる自動車用電動リニアアクチュエータユニットを開発中で、2008年にはこの分野全体で40億円規模の売上を見込んでいます。

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