NSKローラガイド「RAシリーズ」を発売

RAシリーズ

NSKは、工作機械用としてローラタイプのNSKリニアガイド「RAシリーズ」を開発、販売を開始します。

ローラガイド「RAシリーズ」は、転動体にころを用いた直動転がり案内で、長年工作機械用リニアガイドを市場に供給してきたNSKの直動案内技術に加え、転がり軸受のトップメーカーとしての「解析技術」「要素開発技術」を駆使し、ボールタイプは当然として、既存のローラタイプガイドをも凌駕する高性能を実現しています。

【製品の特長】

  1. 直径・長さを最大限大きくしたころを最適レイアウトで、従来の標準的な断面形状内に配置することにより、動定格荷重(ISO規格案FDISによる)では既存品に対して最大で1.35倍となる世界最高の超高負荷容量(当社調査結果)を実現しています。これにより、2.7倍の超長寿命(同)を得られます。
  2. スライダやレールに先進の解析技術を適用し、最適設計を追求した結果、クラス最高レベルの超高剛性を実現、既存品に対して最大で1.7倍(当社調査による)を実現しています。
  3. ころは4列で適正に配し、接触角を45度として、四方向からの各負荷に対して等しい性能が発揮できるようにしています。
  4. 運動精度に影響を与えるころ通過振動を軌道設計により効果的に抑制、ころ通過振動が既存品に対して1/4程度(当社調査による)と大幅に低減、組み込まれる機械装置の運動精度向上に貢献することが可能です。
  5. ころ間に保持ピースを介装し、ころ特有のたおれ(スキュー)を抑制、ころが安定した挙動をすることでスライダが滑らかに作動します。
  6. スライダには高防塵性のシールを標準装備し、スライダ内部への異物の侵入を阻止し、性能の低下を防ぐようになっています。また、NSK独自の潤滑ユニット「NSK K1®」を装着することが可能で、長期にわたりメンテナンスフリーとすることが可能です。
  7. 外形寸法や取付寸法は市場の直動転がり案内の標準寸法に準じており、機械装置の設計変更は不要です。

工作機械市場では、近年更なる生産性の向上を目指した「マシンの高剛性化」が開発のキーワードとなってきています。特に欧州市場ではリニアガイドの「ローラ化」が急速に進展しており、将来の重要マーケットである「中国市場」向けにも売り込みを開始しています。

また「リニアモーター搭載高速機」の出現によりリニアガイドには一層の「高負荷・高剛性」が求められつつあります。

このような状況下で、従来ローラガイド採用に消極的であった日本メーカーにおいても今後急速にリニアガイドの「ローラ化」が進行するものと予測されます。

今回発売するNSKローラガイド「RAシリーズ」はNSKが長年のリニアガイド開発、軸受開発のノウハウを活用して開発した「ローラガイドを超えるローラガイド」であり、工作機械用リニアガイドの新たな標準形を提案します。

NSKローラガイド[RAシリーズ]は#RA35、45、55の3種類を標準化し、2004年1月より発売を開始します。

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