社員インタビューNSKで築くキャリア

PROFILE

コーポレート・
コミュニケーション部
副部長
1997年入社
法学部 私法学科卒

キャリアが「螺旋」的だからこそ、様々な出会いがある。

CAREER
STEP

CAREER STEPこれまでのキャリア

  • 入社時総務

    本社総務部配属。会社全体の事務に幅広く関わり、特に株式業務・株主総会の運営を担う。分社化に伴う新会社設立にあたり、重要書類・「原始定款」の作成に携わる。

  • 入社6年目事業本部(海外担当)

    産業機械事業本部に配属され、欧州・米州を担当し営業販売活動を支援。担当エリアの売上拡大に向け、業務に取り組む。その後、社長秘書を務め、1年間の産休・育休を取得。

  • 入社20年目〜ダイバーシティ推進

    自動車軸受事業本部を経て、入社20年目の頃にダイバーシティ推進室長に着任。特に女性活躍推進に向け、主に意識開発、啓蒙活動に取り組んだ。

  • 入社24年目~広報

    現在はコーポレート・コミュニケーション部で副部長に着任。広報担当としてNSKの「ブランディング」向上を目指している。

THE BEGINNING OF A CAREER入社当時

会社の事務部門を司る総務部で、俯瞰的な視点を獲得。

私が就活をしていた頃は超氷河期で、女性は選考に進むことすら難しい時代でした。しかし、私には中学時代の海外旅行や高校時代の交換留学の経験から、日本と海外の架け橋になるような、グローバルな仕事に就きたいという思いがありました。そんな中、出会ったNSKはグローバルに事業展開をしていることに加え、対応していた社員の方々がとても優しく、包容力があり、誰でも受け入れてくれそうな印象でした。こういう方々と働いてみたいと思い、入社を決めました。
入社後の最初の配属は総務部。総務部は会社の事務部門を司る部署であり、業務は多岐にわたります。私は主に株式業務や株主総会の運営等を担当し、株主の方々へ発送する事業報告書や招集通知の取りまとめ、会場手配等、株主総会の円滑な運営を担っていました。また、当時は分社化を推進していたので、新会社設立時に作成する一番初めの定款である「原始定款」の作成に携わったこともとても印象深い記憶です。定款は企業の根本原則が記載された「会社の憲法」とも呼ばれているもの。そのような重要書類の作成に携わったことで、会社を俯瞰的に見る目が養われたと思います。

SKILLNSKで得たスキル・知識

事業本部でまったく新たな挑戦。グローバル視点でものづくりを見られるように。

総務部の経験で、社内全体の動きを把握するスキルを得た後、入社6年目に配属された事業本部での経験が、私にとってターニングポイントとなりました。まずは地域担当として欧州、米州エリアの精機製品を担当し、主に予算達成に向けた販売戦略の立案等、現地の営業活動を支援する役割を担いましたが、総務部からの異動でもあり、実際にモノがどう動くのか、受注から生産、納品までの流れやそれに伴うシステムに関しても知識は皆無。そのため、当時は仕事を覚えることにがむしゃらに取り組んでいました。大変ではありましたが、新しいことや知識を吸収することがとにかく楽しく、辛いと感じることはなかったです。やがて一人で仕事を回せるようになり、欧州、米州各国への海外出張も経験することができました。事業本部での経験から、製品自体のモノの流れをグローバルな視点で見ることができるようになったと思います。また、海外の販売における課題解決をするためには、現地とのコミュニケーションは欠かせません。日々、膨大な量のメールに迅速に対応することが求められるため、対応力や判断力も磨かれたと感じています。その後、異動した自動車製品部門でも、グローバルに約10ある工場の生産・販売在庫を見ていましたが、精機製品部門での経験や今まで培った人脈を大いに活かすことができました。

FUTURE今後
やりたい仕事

NSKの魅力を、
全世界に広め「真のグローバル企業」へ

入社20年目の頃には、ダイバーシティ推進室の室長になりました。当時は、女性社員比率、女性管理職比率がまだまだ低かったため女性活躍推進の施策に力を入れました。結果、女性活躍に優れた企業を与えられる「なでしこ銘柄」に選定されました。それ以降継続して3年連続で選定されています。社内的にも、一般職から総合職に転換する女性社員が増えたり、「働き方改革」も少しずつですが進んでいるので、女性活躍に対する理解も進んできていると感じています。現在は、コーポレート・コミュニケーション部の副部長として、広報を担当。様々なメディアを通じてNSKの魅力を社内外に発信し、NSKの企業価値を向上させる役割を担っています。
これまで様々な分野で業務を経験してきたこともあり、私は「螺旋」的にキャリアアップしてきました。「螺旋」的に様々な経験をしたからこそ、いろいろなヒト、モノ、仕事と繋がることができ、出会いがあり、成長を促します。それを実践できる仕組みが、ジョブローテーションだと実感しています。
そして、現在取り組んでいる大きなテーマの一つが、さらに海外での認知度を上げていくことです。NSK製品の売上の約7割は海外ですが、海外ではまだ認知度が高いとは言えないのが現状です。NSKが中期経営計画(MTP2026)の中で掲げているあたらしい姿の1兆円企業になるためには、今のビジネスを維持するだけではなく、今後は新しい市場や顧客を開拓する必要もあるため、NSKの認知度向上に向けて、グローバル統一でのブランディング化に挑戦したい。その取り組みは、NSKに新しい風を吹き込み、真のグローバル企業に進化することに繋がっていくと考えています。 ※組織、役職名称は取材時のものです。