社員インタビューNSKで築くキャリア

PROFILE

産業機械事業本部
インダストリアル本部
福島工場 管理課
2009年入社
経営学部 事業創造学科卒

工場勤務だからこそ手にした、ものづくりに参加している実感。社会の役に立っている手応えがある。

CAREER
STEP

CAREER STEPこれまでのキャリア

  • 入社時原価管理

    高崎・榛名工場で試作品や製品の見積・原価算出業務を担当。これらの業務を通じてベアリングが製品として完成するまでの工程知識を吸収した。

  • 入社3年目生産管理

    藤沢工場管理課にて生産管理を担当。生産計画立案から、日々の生産調整、納期調整などを実施し、生産の最適化を目指して奔走。生産現場との信頼関係構築に注力した。

  • 入社9年目新規プロジェクト

    福島工場管理課に配属、新規ラインの立ち上げ・製品の移管に参加。今までの生産管理業務のスキルに加えて、生産全体を俯瞰する視点が求められている。安定稼働の実現に向けて奮闘中。

THE BEGINNING OF A CAREER入社当時

「動き」のすべてに必要不可欠なベアリングに惹かれ、入社を決めた。

ベアリングは、「産業のコメ」と言われ、「動く」ものすべてに不可欠であり、社会に貢献している部品だという点に非常に大きな魅力を感じました。また、面接や説明会を通じてNSKの「人を大切にする文化」を感じたことも志望の動機となりました。
キャリアのスタートは、高崎・榛名工場の原価企画グループ。ここでは試作品や製品の見積業務を担当し、見積依頼のあった製品に対して適切な原価を算出する業務を担い、材料から製品に至る製造工程の知識を吸収することができました。その後、異動になった藤沢工場の管理課が今の自分の礎をつくった場所です。ここでは生産管理を担当し、本社からの指示を生産計画に織り込んで立案、日々の生産進捗を管理する業務をしていました。しかし、「現場は生き物」。計画通りに生産が進むとは限りません。不良の発生、設備故障、人員減といったトラブルに、適切に臨機応変に対応する必要があります。それとともに、顧客への納期を厳守するという最も重要な任務を遂行することが、当時の私のミッションでした。

SKILLNSKで得たスキル・知識

社内外との様々な関わりにより、「人間力」が養われた。

当時、営業担当から「お客様の重要案件対応の為、生産予定を前倒し、必要な納期に間に合わせて欲しい」という要請を受けたことがありました。生産能力に余裕はなく、オーダーに応えるのは困難だと思ったのですが、諦める前にまずは動いてみようと思い、現場のあらゆる工程の担当者に説明し、要望された納期を実現できないかお願いしました。すると、現場の方々が積極的に動いてくださり、最短で製品を流動させる為の工夫や連携によって、見事要望に応えることができたんです。日常的に現場とコミュニケーションをとり、信頼関係を築いていたからこそ、実現できたと感じられた出来事でした。このように生産管理には、営業と生産現場の間に立って生産を最適化し、顧客の要望に対応することが求められますが、その実践のためには人との良好な関係性構築が重要であることを実感しました。 これまで、現在の所属も含めると、3つの工場に勤務しましたが、入社後に配属された高崎・榛名工場では、原価管理経験によって、材料から製品が完成するまでの工程知識・スキルを獲得しました。次に異動となった藤沢工場では新たに生産管理の業務に就きました。生産管理は、製品製造・完成から出荷に至るまでの生産調整等を行うのですが、高崎・榛名工場で得た知識やスキルが役に立ち、社内外と交渉しながらスムーズな生産調整を行うことができたと感じています。これまで3つの工場を経験したことで、社内外の様々な人と関わることができました。だからこそ、広い意味での人間力が養われたと思っています。

FUTURE今後
やりたい仕事

工場勤務によって得たスキルを生かし、
生産のスペシャリストを目指す。

現在は、福島工場管理課にて、工場にとっての一大プロジェクトである新規ラインの立ち上げというミッションに取り組んでいます。ラインを立ち上げる際は、すべての工程を深く、幅広く知っておく必要があります。さらにシステム設定や材料搬入、物流、サプライヤーなど、ラインに留まらず全体の流れをつかむ視点が求められます。このプロジェクトに参加して実感しているのは、受け身だと仕事は前に進まないということ。アグレッシブな姿勢で主体的に動くことでこそ、プロジェクトは前進していきます。いかに高い品質を維持し、納期に応えていくか。試行錯誤の中で安定稼働を目指した取り組みを進めています。
私は一貫して工場で勤務してきたこともあり、管理部門であってもものづくりに参加している手応えを感じられています。自分たちでつくったモノが世の中の役に立っていることが大きなやりがいに繋がっていますね。一方で工場はオフタイムも充実させられる働きやすい環境だと感じています。退社後のプライベート時間を充実させることができますし、有休消化率も高くワークライフバランスがとれていると感じています。
将来的には、これまで培ってきたスキルや人脈を活かし、海外工場勤務などグローバルな視点で取り組む、スケールの大きな仕事にチャレンジしたいと考えています。そして、国内外の様々な生産現場を経験し、生産のスペシャリストと言われるような人材になることが目標です。 ※組織、役職名称は取材時のものです。