社員インタビューNSKで築くキャリア

PROFILE

技術開発本部 生産技術センター
加工技術開発部 部長
1997年入社
工学部 材料物性学科卒

前向きに楽しく
技術開発に打ち込むことができる、
そんな環境をつくりたいと思う。

CAREER
STEP

CAREER STEPこれまでのキャリア

  • 入社時設備設計~加工技術

    入社後、設備設計部門に配属。入社3年目に加工技術開発部門に異動。約12年間、利益を生み出すための新たな加工技術開発に取り組み、世界中の生産拠点で採用された。

  • 入社14年目社外出向

    大手自動車メーカーに2年間出向。完成車メーカーにおいて原価低減のための新たな工法開発に参加。加工に対する新たな考え方や視点を吸収した。

  • 入社20年目〜工場生産技術~
    加工技術開発

    その後、石部工場生産技術課に異動。工場における生産技術を経験した後、現在は加工技術開発部門の部長として、部全体をマネジメントしている。

THE BEGINNING OF A CAREER入社当時

生み出した加工技術が世界中で使用され、大きな責任とやりがいを感じた。

大学で専攻したのは「化合物半導体」でしたが、大学で得た知見を活かしたいというこだわりはなく、広く製造業にアプローチしました。NSKに惹かれたのは、長年にわたって積み上げてきた技術力の高さと、ベアリングが様々な製品のクリティカルな部分を司る重要な部品だという、社会における存在意義の大きさです。入社を後押ししてくれたのは、メーカーに勤務していた父でした。父はNSKを良く知っており、「高い信頼性と高い技術力がある、良い会社だ」と話してくれ、それが入社の決め手になりました。
入社後、最初に取り組んだのが、工場でベアリングを生産する設備の設計です。設備に関する知見は皆無だったため、まったくゼロからのスタート。当時はまだ手書きの時代で、まずは図面を丁寧に描くことからはじめ、徐々に設備の構造を理解していきました。そして入社3年目に加工技術開発部門に異動。ベアリングの製造工程における加工技術の開発に取り組みました。ここでは、精度向上、加工能率向上、新しい形状の加工法等の課題を解決し、適切なコストで生産を実現する技術開発が求められました。生み出した加工技術は世界中の工場の生産現場に反映されます。世界に自分たちが開発した技術が広がっていくことに、大きな責任とやりがいを感じました。こうした取り組みの積み重ねが自身のキャリアの礎をつくったと思います。

SKILLNSKで得たスキル・知識

社外出向を経験し、外部からの視点を獲得。

入社15年目の頃には、大手自動車メーカーに2年間の出向を経験。加工法を変えることで構成部品の原価低減を実現する課題に取り組みました。たとえば切削加工ではなく鍛造・プレスを中心とした加工法を採用することで歩留まりを良くするなど、自分の知らない視点で加工技術に取り組んだ2年間でした。出向後は、一度、加工技術開発部に戻った後、工場生産技術に異動となりました。自分たちが開発した加工技術が導入されている現場に関わったのですが、採用した加工技術を長く使っていく間に、導入当初のパフォーマンスを発揮できないケースもあり、技術開発と現場のギャップを少なからず感じました。現場で継続して使い続けられる技術の開発が重要であることと共に、工場でも生産技術を自立して運用していくことの必要性も痛感し、今も課題として捉え、解決に挑んでいます。
入社から現在まで多くの経験を積んできましたが、設備設計・加工技術開発に関わったことで生産技術全体の知見を培い、出向では原価低減手法や鍛造切削の基礎知識を得ることができました。そして、工場への異動では生産管理や現場改善のためのマネジメントスキルを吸収しました。設備、加工技術、出向、生産現場と多くの部署を経験したことで、生産・加工に関する多彩な知識・スキルを得ることができたと感じています。

FUTURE今後
やりたい仕事

目先の対処療法ではなく、将来に向かって、
「強く、ブレない技術開発」を推進していく。

現在は、加工技術開発部門の部長として、部全体をマネジメントする立場を担っています。これから取り組んでいきたいのが、全社的に進められているデジタル化を効率的に活用しながら、変化の大きい将来においてもNSKが勝ち抜いていける「強く、ブレない技術開発」を推進していくことです。もちろんこれまでもIT導入には取り組んできましたが、問題はインプットするためのロジックが欠落していることだと感じています。たとえば現在、生産技術では、基礎理論を元に構築した加工技術に対して、長年の生産実績からのフィードバックや改善を重ねて生産性を上げてきた歴史があります。その過程では、理論的裏付けと共に、自動化技術やシミュレーション技術の向上の恩恵を受けていますが、経験や「カンコツ」によって改善されてきた部分も残っています。将来的に高度なデジタル化を活用していくためには、成果に至る明確な理由、エビデンス、ロジックを我々が持っている必要があり、これが無いとどこかで行き詰まってしまうと考えています。それを回避するには、プロセス現象を明確に可視化し、モデル構築することが必要であり、そのことがNSKの生産技術の強さにつながると思います。
現在、部には約50名のメンバーがいますが、彼らが前向きに、逃げ出さず、技術開発に打ち込める部門にすることが、私の役割です。そのためには楽しく開発できる環境が必要不可欠。一見、現在の課題に直接関係がなさそうな技術論議や取り組み、加えて自身が専門と考えている分野と違う世界に接する余裕も大切であり、それは技術者の糧になります。若手を育て、私たちが生み出す技術が社会に貢献し続ける会社であるために、その一翼を担っていきたいと思っています。 ※組織、役職名称は取材時のものです。