2025年01月17日

日本精工株式会社
コーポレート・コミュニケーション部

退職給付信託の一部返還に関するお知らせ

 当社は、将来の退職給付に備えることを目的として退職給付信託を設定していますが、退職給付信託を含む退職給付に係る資産が退職給付債務を超過しています。今後もその状況が継続すると見込まれるため、退職給付信託の一部返還を決定しましたので、お知らせします。

 

1.返還日

 2025年2月7日(予定)

 

2.返還額

 700億円

 

3.損益に与える影響

 返還に伴い、信託財産額の変動によって生じている未認識数理計算上の差異の一部を一時償却することになるため、2025年3月期の個別決算において特別利益として約330億円の計上を見込んでいます。(2025年3月期の連結損益計算書への影響はありません。)

 なお、退職給付信託の一部返還に係る特別利益の額は返還時点で確定するため、今後変動する可能性があります。

 

 

■NSKについて

 NSKは、1916年に日本で最初の軸受(ベアリング)を生産して以来、100年以上にわたり軸受や自動車部品、精機製品などのさまざまな革新的な製品・技術を生み出し、世界の産業の発展を支えてきました。1960年代初頭から海外に進出し、現在では約30ヶ国に拠点を設け、軸受の分野で世界第3位、またボールねじ、電動パワーステアリングなどにおいても世界をリードしています。

 企業理念として、MOTION & CONTROL™を通じて円滑で安全な社会に貢献し、地球環境の保全をめざすとともに、グローバルな活動によって、国を越えた人と人の結びつきを強めることを掲げています。2026年に向けてNSKビジョン2026「あたらしい動きをつくる。」を掲げ、世の中の期待に応える価値を協創し、社会への貢献と企業の発展の両立を目指していきます。