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社長メッセージ

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NSKは、2016年11月に創立100周年を迎えました。お客様をはじめ、サプライヤーや地域社会の皆様、海外の関係者を含めた多くの方々が、我々の事業を応援し、サポートしてくださった結果です。すべてのステークホルダーの皆様に心から感謝を申し上げます。

私たちは100周年にあたり、NSKビジョン2026「あたらしい動きをつくる。」を策定し、中長期的に到達すべき姿を示しました。「あたらしい動き」をつくっていくには、我々の製品を直接供給するお客様のニーズにお応えすることはもちろん、さらにそれが組み込まれた自動車や家電を使う消費者や、産業用機械や装置のエンドユーザーに認めていただけるような高い性能、新たな機能など、いままでなかった価値をカタチにしていくことが必要です。社会に対するアンテナを高く張り、我々が持っている4つのコアテクノロジーをベースに、新しい製品、新しいサービスを送り出していきたいと思います。
NSKビジョン2026の下、2016年度から2018年度までの3年間をカバーする第5次中期経営計画に取り組んでいます。この中期経営計画では、「次の100年に向けた進化のスタート」をスローガンとし、「オペレーショナル・エクセレンス(競争力の不断の追求)」と「イノベーション&チャレンジ(あたらしい価値の創造)」を方針に据えて、持続的成長、収益基盤の再構築、新成長領域確立の3つの経営課題の取り組みを進めています。

また、NSKグループが今後も持続的に成長していくためには、社会の流れをとらえ、我々のE(環境)、S(社会)、G(ガバナンス)の各活動を、着実にレベルアップしていくことが大切と考えています。
まず環境面では、地球温暖化対策の重要性が高まっています。4コアテクノロジーを駆使した環境貢献型の商品をより多く開発し、世に送り出すとともに、製造工程の効率向上や省エネ設備の導入、クリーンエネルギーへの転換などを進め、商品と生産の両面からCO2の大幅削減を目指すグローバル社会の流れに対応し、企業理念に定める地球環境の保全を目指します。
社会面では、ダイバーシティ&インクルージョンのさらなる推進、特に、性別、年齢、国籍の多様性を高めていくため、役員・従業員一人ひとりにダイバーシティ&インクルージョンの重要性を理解してもらい、多様な人材や、その価値観などを受容する組織、風土づくりを進めていきます。
ガバナンスに関しては、取締役会の実効性を、前年に続き外部コンサルタントに評価してもらい、前年度の指摘事項に対しての改善の進捗を含む評価結果を、全取締役にフィードバックしました。取締役会の議事・議題の見直し、討議時間の拡大、全取締役への事前説明の徹底などの取り組みによって、より活発な討議が実現できた点を評価された一方、持続的成長や中長期的な企業価値向上に向けて取締役会が果たすべき役割や、取締役の多様性の拡大、社外・社内取締役の割合の見直しなどが課題としてあがりました。今後も、取締役会の実効性向上のための継続的な取り組みを進めていきます。

さらに、NSKビジョン2026のさらに先、より長期的なスパンで環境変化を考えると、自動車事業においては、電気自動車の普及や自動運転が、劇的な技術の変化を伴って進んでいくことが想定されます。産業機械の分野においても、IoT、人工知能、ロボティクス、また、いろいろな代替材料や金属積層技術、3Dプリンターなどの技術変化が進んでおり、産業機械そのもの、そしてそれを使ったモノつくりが大きく変わっていく可能性があります。また、低炭素社会や資源循環社会の実現に向けた技術的なブレイクスルーが起き、産業構造が大きく様変わりすることも視野に入れておく必要があります。このような技術革新の流れは、製品に、より高度な技術が要求されるという点で、大きなチャンスと考えられます。お客様や外部からの要請をただ待つのではなく、我々からプロアクティブに独創的なソリューションを提案していくことが、事業の成長を左右することになります。NSKがこれまで蓄積してきた技術や事業基盤を活かし、社会に貢献する新たな価値を創出していける企業となることを目指していきます。

取締役 代表執行役社長・CEO

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