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射出成形機

高精度なプラスチック製品を作り出すため、射出成形機の電動化が進んでいます。電動式は、従来の油圧式に対して「クリーン」でかつ「省エネ」にも優れており、環境対応への取組みの中で需要も伸びています。

この電動化にあたり、部品にはこれまでにない過酷な環境下での高い信頼性が望まれています。NSKの高負荷容量製品は、機械駆動部(射出軸、型締め軸、エジェクタ軸、押出し軸、可塑化部)に欠かせない重要部品になっています。

射出成形機

射出成形機用のNSK製品としては、循環路配置を最適化してボール径を極限まで大きくし、高荷重専用のボール溝設計等によって耐荷重性能が大幅に向上した「高負荷駆動用ボールねじ」があります。また、高負荷駆動用ボールねじを支えるために大径のボールを採用して高負荷容量を実現した「スラストアンギュラ玉軸受」や高負荷容量、高剛性、クリーン環境を実現してNSKの最先端技術から生まれた「ローラーガイド」があります。
機械要素部品をトータルに開発・供給するただひとつのメーカーとして、NSKは射出成形機の未来に貢献していきます。

NSKの実績・革新的技術

射出成形機の電動化の歴史の中で、NSKは1996年に定格荷重、最大許容荷重を大幅に向上した「高負荷駆動用ボールねじHTF型」を発表しました。2000年には「HTF型」を支える高負荷容量の専用軸受スラストアンギュラ玉軸受をシリーズ化し、当初使用されていたころ軸受に対して高速化を実現するとともに、組込み性の向上を実現しました。2013年にはシリーズを刷新し、NSKTAC03シリーズを展開しました。これにより、ころ軸受からアンギュラ玉軸受への切換えが進んでいます。

近年の環境対応においては、2007年に「グリース密閉型高速・高荷重用A1シール」対応型を発表し、さらなる環境改善と共に潤滑剤低減に貢献しています。

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