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環境負荷物質対策

  • 方針
  • 設計での取り組み
  • 調達での取り組み
  • 工場での取り組み

方針

方針:規制を先取りした取り組みを推進

NSKグループは、厳しくなる世界各国の法規制やお客様の自主基準に先行して、「環境負荷物質使用ゼロをめざした製品づくり」を進めます。安全な製品をお客様に提供するため、開発・設計、調達、生産の各段階を通じて環境負荷物質を厳重に管理します。

図1:環境負荷物質の管理の概要

環境負荷物質の管理の概要

設計での取り組み

環境負荷物質ゼロを目指した製品設計

NSKグループでは、約3,000種類の化学物質を対象に、独自に環境負荷物質の規制ランク(禁止物質、削減物質、制限物質)を定め適切に管理しています。
禁止物質は製品に使用しません。削減物質をやむを得ず製品に使用する場合は、その設計者が削減計画を立案し、実行します。制限物質を使用する場合にも、代替物質への切り替えの検討を設計者に義務付け、削減を進めています。

法規制への適合

NSKグループでは、環境負荷物質に関する法規制に適合させるとともに、お客様からのご要望への対応を進めています。近年では、下記のような法令への対応を行っています。

  • REACH規則
    (EU(欧州連合)において、公布された化学物質の登録、評価、制限および認可の制度)
  • RoHS指令
    (電気電子機器に含まれる特定物質の使用制限に関する欧州議会および理事会指令)
  • ELV指令
    (使用済み自動車からの廃棄物の低減、適正処理と特定有害物質の使用制限を目的とした欧州廃車指令)

毎年、CSRレポートで取り組みの具体例などを紹介しています。

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調達での取り組み

グリーン調達の推進

図:各国語版のグリーン調達基準書
お取引先と協力しながら環境に配慮した部品や素材を積極的に調達するとともに、化学物質管理など環境に関する製品の品質を保証するための体制強化に努めています。
「グリーン調達基準書」は、各国のお取引先にもご対応いただけるよう、日本語に加え英語、中国語などに翻訳しています。
お取引先には「グリーン調達基準書」の要求事項に同意していただくようお願いしています。この基準書に基づき、お取引先の環境への取り組みと納入製品の環境への配慮を評価し、調達の可否を判断します。

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お取引先の監査

環境負荷物質の使用が考えられるすべてのお取引先に、各NSKグループのチェックシートを用いた自己監査の実施にご協力いただいています。
チェックシートは、サプライチェーンの把握、お取引先への要求事項の明確化、購入品管理の状況、環境負荷物質の管理体制、非含有の証明などを詳細に確認し評価する内容です。
自己監査の結果、現地確認が必要と判断されるお取引先には、NSKグループの担当者が訪問して工場の監査を実施しています。現地監査をとおして明らかになった課題については、お取引先とともに改善を進めています。その後もお取引先と連携しながら改善状況をフォローアップしています。

グリーン購入の推進

グリーン購入のガイドラインを設け、文房具やOA機器、自動車などの一般購入品を対象に、環境負荷の低い製品を選定するグリーン購入を進めています。

毎年、CSRレポートで取り組みの具体例などを紹介しています。

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工場での取り組み

製品に環境負荷物質を含有、付着させないだけでなく、製造工程で扱う環境負荷物質をより少なくするため、NSKグループでは独自に規則を定め、取り組んでいます。

製造工程で扱う環境負荷物質の削減

製造工程で扱う環境負荷物質を適切に管理するとともに、その削減や代替として下記のような対策を進めています。

  • 塩素系添加剤を含有する加工油剤などの削減
  • PRTR法*対象物質を含有する油剤などの削減
  • 揮発性有機化合物(VOC)の排出削減
  • オゾン層破壊物質の全廃など

* PRTR法: 化学物質の環境への排出量を把握することなどにより、管理の改善を促すための法律

設備のメンテナンスによる負荷物質の流出防止

ボイラーや排水処理設備の運転状況の監視や定期的なメンテナンスなどを実施し、常に良好な状態を維持することで大気汚染物質や水質汚濁物質が流出しないようにしています。

毎年、CSRレポートで取り組みの具体例などを紹介しています。

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