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環境貢献型製品

  • 方針
  • 環境に貢献する技術
  • 環境効率指標Neco

方針

方針:4つのコアテクノロジーを駆使して、社会の環境負荷低減に貢献

これからの製品には、従来製品よりも高い性能とともに、より環境負荷低減に貢献することが求められます。NSKでは、企業理念に定める「円滑で安全な社会に貢献し、地球環境の保全をめざす」を実現するため、お客様や社会のニーズを的確に捉え、4つのコアテクノロジー(トライボロジー、材料技術、解析技術、メカトロ技術)を駆使した環境貢献型の製品や技術の開発を基本方針に沿って進め、広く世界中に普及させていくことで、NSK製品が使われる機械の高度化や環境にやさしい産業の発展に貢献し、社会全体の環境負荷低減をめざしています。

図1. 4コアテクノロジーを駆使して、社会の環境負荷低減に貢献

図1. 4コアテクノロジーを駆使して、社会の環境負荷低減に貢献

環境配慮型製品開発の基本方針

我々は、環境にやさしい製品を提供するために、研究開発、設計、生産、使用、廃棄までのライフサイクルを通して、環境負荷の最小化をめざした製品開発に努めます。

  • 1. お客様での使用時に、省エネルギー・省資源に寄与する製品づくり
  • 2. 製造時のエネルギー・資源使用量を極力低減した製品づくり
  • 3. 環境負荷物質の使用ゼロをめざした製品づくり
  • 4. 低振動、低騒音、低発塵など人にやさしい製品づくり

環境に貢献する技術

環境行動指針において、環境負荷の少ない技術開発と製品づくりを掲げています。NSKグループの製品は、あらゆる機械や装置に組み込まれ、摩擦をコント ロールし、エネルギーの消費を減らすことができます。これらの製品の特性を活かし、「お客様の使用段階での省エネルギー・省資源・快適性」および「製造工 程の環境負荷低減」に重点を置き、取り組みを進めています。

技術開発でターゲットにするプロセスと効果

  プロセス
商品企画
(お客様先での
効果)
材料・備品・潤滑剤
選択、製品設計
製造、出荷 廃棄
効果
省エネルギー
電力削減
燃費向上
軽量・小型化、低トルク化、高速化 加工時のエネルギーの使用量が少ない材料・部品選択 加工の容易化、加工代の削減、熱処理時間の短縮 リサイクル
省資源
長寿命
小型・軽量
再利用
長寿命、ユニット化、小型化、高耐食化、高耐熱化 長寿命材料、易リサイクル化、軽量材料 ムダになる材料の削減 リサイクル、分解性向上
クリーン
安全・快適
環境負荷物質排除
メリンテナンスフリー
環境汚染防止
音・振動低減
クリーン化、高密封化、低騒音・低振動化、無発塵化、無給脂化 環境負荷物質排除の材料・部品、新代替材料、生分解性潤滑油 環境負荷物質の削減 廃棄後(埋め立て、焼却)にも環境負荷物質を排出しない

環境効率指標 Neco

環境効率指標 Neco

NSK製品は、摩擦の削減などにより環境保全に貢献する環境貢献型の製品です。この機能をさらに高めていくため、NSKグループは2001年度に「環境貢献型製品の基本方針」を制定し、方針に合致する新製品を登録する取り組みを開始しました。さらに2008年度からは、環境貢献度を定量的に評価するための「ものさし」として、独自の「NSK環境効率指標」(通称Neco=ネコ、NSK Eco-ef­ciency Indicators)を製品開発時の指標として導入し、その値で1.2以上をめざすこととしました。
Necoは、従来製品との比較で、高めていくべき寿命や性能を示す「製品価値V」を、低減していくべき製品重量や消費電力などを示す「環境負荷E」で割って計算します。Necoは、高性能で環境にやさしい製品ほど高い値になります。

Neco計算ツール

NSKの技術者の誰もが簡単に計算することができるNeco計算ツールも作成しました。今後、開発部門全員が新製品の開発時に、このNecoを計算し開発製品の環境への配慮の度合いを定量的に認識することで、環境貢献型製品の開発を促進します。
このNecoは、日本環境効率フォーラム主催の「環境効率アワード2009」において、「経済産業省産業技術環境局長賞」を受賞いたしました。

プレスリリース:環境効率アワード2009「経済産業省産業技術環境局長賞」受賞のお知らせ

環境貢献型商品は、毎年CSRレポートで、一部を紹介しています。

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