「PV EXPO 2015 ~第8回 [国際]太陽電池展」に出展

~色彩性、透明性、デザイン性に優れた色素増感太陽電池パネルを出展~

日本精工株式会社(本社:東京都品川区、代表者:取締役 代表執行役社長:大塚紀男、以下NSK)は、色彩性、透明性、デザイン性に優れた色素増感太陽電池パネルの作製を可能とする、従来剤より透明性の高い電荷輸送剤を開発しました。電荷輸送剤は色素増感太陽電池の色素と電極の間で電子を媒介し、太陽電池の性能を決める重要な構成部材です。
NSKは、本開発品を2015年2月25日(水)~2月27日(金)に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される「PV EXPO 2015 ~第8回 [国際]太陽電池展」に出展します。
NSKは、あらゆるものがインターネットにつながる「モノのインターネット社会 Internet of Things」の実現に貢献していきます。

高透明性電荷輸送剤
高透明性電荷輸送剤
太陽電池パネル写真
太陽電池パネル写真

色素増感太陽電池は、現在主流であるシリコン系太陽電池、化合物系太陽電池とは異なり、色彩性、デザイン性を付与することができます。また、低入射角依存性、低照度条件での発電量が従来太陽電池より優れているため、たとえば、センサー用電源としてインテリア・ポスター・ステンドグラスを使うことが期待できる次世代太陽電池とされております。
NSKは、コアテクノロジーである材料技術で培った電気化学技術、潤滑剤開発で培った有機材料技術を色素増感太陽電池技術に展開し、従来剤より透明性の高い電荷輸送剤を開発。色彩性、透明性、デザイン性に優れた色素増感太陽電池パネルの作製が可能となりました。

新開発色素増感太陽電池パネルの特長

1. 色彩性の向上
透明性の高い電荷輸送剤を用いることで、従来品と比べて色素本来の色を表現できる太陽電池パネルの作製が可能となりました。
2. 透明性の向上
従来技術(ヨウ素系材料)と比べ無色で透明性が高い太陽電池パネルの作製が可能となりました。
3. 自由に絵柄のデザインが可能
印刷技術で発電部位を作製するため、好きな大きさ、絵柄の太陽電池パネルを作製することができます。

用途例

今後、さらに変換効率、耐久性の向上研究に取り組み、将来的にはあらゆるものがインターネットにつながる「モノのインターネット社会 Internet of Things」を見据えたセンサーネットワーク端末の自立型発電素子、携帯型端末充電器などへの適用可能性を探って行きます。

NSKの再生可能エネルギー技術への取り組み

NSKは、Motion & Control技術を基盤とした機械要素部品メーカーとして、太陽電池製造装置用軸受、風力発電用大形軸受などの開発により、再生可能エネルギー技術の発展に貢献しております。NSKは、今後も軸受などの機械要素製品の開発を通じて培ったコアテクノロジーを最先端の再生可能エネルギー技術に展開し、持続可能な社会の発展に貢献していきます。

展示会概要

展示会名 PV EXPO 2015 ~第8回 [国際]太陽電池展
会場 東京ビッグサイト
開催期間 2015年2月25日(水)~27日(金)
10:00~18:00(最終日は17:00まで)
出展ブースNo. 東館4ホール E51‐13
公式ウェブサイト http://www.pvexpo.jp/ 外部ページ
色素増感太陽電池とは?
新開発品の特長

NSKについて

NSKは、国内初の軸受メーカーとして、100年近くの歴史を持ち、世界有数の軸受メーカーとして、世界中のお客様の多様なニーズに迅速かつ的確に応え、グローバルに産業の発展に貢献しています。Motion & Controlを事業基盤とし、軸受の他ステアリングなどの自動車部品や精機製品なども開発・提供しています。
開発・設計、生産、販売、アフターサービスまで、世界31カ国に213カ所にネットワークを広げ、今後も 世界をリードする総合的な技術力・販売力・サービス力で、お客様にソリューションを提供してまいります。

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