高速圧延機用長寿命密封4列円すいころ軸受を開発

高速圧延機用長寿命密封4列円すいころ軸受

日本精工株式会社(取締役 代表執行役社長 大塚紀男、以下NSK)は、鉄鋼産業向け高速圧延機用長寿命密封4列円すいころ軸受を開発しました。
本製品は、従来品と比べ大幅に長寿命化を達成したことで、設備の生産性向上と安定稼動に貢献します。これにより、2017年に売上5億円を目指します。

【開発の背景】

新興国を中心とした人口増加と生活水準向上に伴い、食品缶や飲料缶などのブリキ鋼板の需要が拡大しています。これらブリキ鋼板は、自動車鋼板などと比べ板厚が非常に薄いため、生産性が悪く圧延速度の高速化が求められています。このため、圧延機に使用される軸受は、高速回転に起因する下記の早期損傷が課題となっています。

  1. 軸受シールリップ部の発熱による早期劣化から、軸受内部に圧延水が浸入し、潤滑不良による早期はく離や焼付きなど突発事故の発生。
  2. 軸受内部の発熱によるグリースの早期劣化から、潤滑不良による早期はく離や焼付きなど突発事故の発生。

NSKは、高速回転においても突発事故を防止し、安定稼動を可能とした『高速圧延機用長寿命密封4列円すいころ軸受』を開発しました。

開発品の特徴 1
開発品の特徴 2
開発品の特徴 3

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